アマモ保全活動2023に参加しました

2023年9月16日に日生町漁業組合が主体となって長年取り組んでいるアマモ場再生活動に参加しました。１年を通してアマモを増やす活動が続けられており、今回はアマモの種選別・種まきを行いました。

アマモ場再生活動は地元の漁師さんたちが1985年から始めて、今年で38年目を迎えます。
失われたアマモ場を取り戻し豊かな海の生態を守るため、官民学連携して取り組んできた歴史があり他の地域に先駆けて始まったこの活動は、全国的にも注目を集めるようになってきました。
協賛する団体・会社や一般参加の方々も年々増えており、当日も多くの方の参加となりました。

まず最初に、アマモ場が海の中の生態系にどのようにかかわり海を豊かにするのかについての詳しい説明を受けます。

それから、5月末に採取して海中で寝かせていたアマモから成熟した種を取り出します。
お米よりやや小さいくらいの粒がアマモの種。
これらのアマモと種を何度も水洗いして種だけを選別していきます。

水が綺麗になるまで洗う作業は意外に大変で、皆さん一生懸命取り組んでいました！
取り出した種を今度は船で藻場へ。
アマモの種を海中へ撒いていきます。
この一粒一粒が芽吹いてアマモ場を形成していくと思えば、地道に取り組むことの意義を深く感じられました。

日生の海のすぐそばで製造する幸徳堂としても、美味しい牡蠣や海老、海の恩恵を皆様にお届けするために、今後もアマモ場再生活動に参加し続けていきたいと思います。